2005年03月13日

そんな「おんな」の「ことば」の集まりだ

この詩集に収録されている茨木のり子さんの詩は、彼女の「詩」と対峙する時の精神のエッセンスというべきものばかりだ。

「茨木のり子」という詩人を知るための入門編としてはうってつけの詩集である。(しかも安価である!)

「自分の感受性くらい」は言うに及ばず、「女の子のマーチ」や「みずうみ」という詩を読むと、彼女の人間というどうしょうもないが、それでも許さざるを得ない宿命を、優しく、厳しく包み込んでいることが、彼女の言葉を通して伝わってくる。

そして「わたしが一番きれいだったとき」が秀逸である。
一人の人間は優しく包み込むことができる彼女で有っても、許すことができないことが世の中に有ることを、彼女ならではの言葉で表現している。

そんな「おんな」の「ことば」の集まりだ。




僕のポケットに半年ほど、納まっていた頃がある。。。


posted by ホーライ at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩人の魂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月12日

人生に途方に暮れたら、開く詩集

インターネットがはびこる時代に有っても、そんなことお構いなしに山門の奥で、丁寧に詩を書く。
もちろん、丁寧に生きている。

屹然とした立ち姿を想像させる詩を書く。
茨木 のり子さんの詩は、どれを見ても「甘さ」は無い。が、「優しさ」は有る。

もう、何事にも「倚りかからず」なのだ。
そんな当たり前のことを忘れている私たちに、警鐘を鳴らすのが詩人なのかもしれない。
それも、静かにね。

誰を信じて、何を信じて生きていけばいいのか、迷った時に、この詩集を開くといい。

道は、そこに有るかもしれない。
 ↓
倚りかからず
茨木のり子


最近の僕、猫背になっていないかな?


posted by ホーライ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩人の魂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月10日

いま 生きているということ

「六文銭」のリーダーとして活躍していた小室等は常に戦争を憎み続けていた。
それは、所謂、プロテストソングとも違う静かな戦いである。
 
このアルバムに入っている「いまいきていること」に象徴されるように、静かに聞く人の心の奥の片隅に、小石を投げるような歌だ。
谷川俊太郎の名詩に、小室等の優しいメロディ。
それでいて、聞く人に「戦争」という悪を間違いなく問い掛ける。
 
「お早うの朝」など、日本の言葉を大切に守り続けている貴重なシンガーの代表作と言える本CDは、懐古主義に走ることなく、日本人のもつ言葉とメロディの共演を楽しめるものとなっている。

このCDから、小室等の他のCDを聞くと、さらに上記のことに対する理解が進む。 
小室等ワールドの入門編としても、お薦めです。
  ↓
いま 生きているということ


posted by ホーライ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩人の魂 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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